後悔する新人 #5

オリエンテーションは、2時間びっちりで、ゼミの教授が一人ずつ挨拶と専門講義、ゼミの内容を説明した。休憩時間を挟み、午後はそれぞれ決めた教授の研究室へ行く。

美玖「はぁ、オリエンテーション長すぎぃ。もうどこでもいいや」

雫「ダメだよ。卒業まで勉強するゼミを決めるんだから真剣に考えないと」

美玖「ボーっとしてそうで意外と真面目なんだねー雫って」

雫「美玖ちゃんが、適当すぎなんだよ」

美玖「私は、雫と同じ所でいい」

雫「それは、ちょっと嬉しい」

これは本音で、実を言うと女子一人で男子に囲まれながらのゼミは不安だった。

美玖ちゃんがいればきっと大丈夫。

美玖「うふふ。そう言えば雫ってどこに住んでるの?」

雫「ん?パープルマンション」

美玖「ええ!?ここら辺で一番大きいマンションじゃん!!家族で住んでるの?」

雫「い、いや。1人で…」

美玖「雫って、お嬢様なんだねぇ…」

雫「あ、あはは」

美玖「だから否定しなさいよ。今日遊びに行ってもいい?」

雫「別にいいけど開けてない段ボールが山積みで、散らかってるよ」

美玖「気にしないから大丈夫。替えの下着はコンビニで買うし」

雫「ええ!!泊っていく気なの?」

美玖「一緒のお布団でもいいからさぁ~」

雫「いいかどうかは、私が決めるの」

美玖「ちぇー。あ、ゼミどうする?」

雫「五十嵐教授のゼミにしようと思ってる」

美玖「う~ん。五十嵐教授のゼミかぁ」

雫「なんか面白そうじゃない?ディベートやるみたいだし」

美玖「噂だと女子生徒に手を出す変態らしいよ」

雫「またまたー」

美玖「本当だってぇ。あ、でも単位が危なくなったら雫に脱いでもらえば…」

雫「どうして、私が脱ぐの!!」

美玖「冗談冗談♪さ、五十嵐教授のところ行こ」

雫「あ、ちょっと待ってよ」

【続】

「後悔する新人」
「調教する隣人」の真中雫が主人公のサブストーリーです。
秋野に出会う前から大学生活を送る間の物語を描いています。

小説「調教する隣人」(1)
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★小説版のみの雫ED「調教する隣人」(5)
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ゲーム「調教する隣人」
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★「後悔する新人」まとめ版★
※内容は同じです※
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