
美玖「じゃあせっかく淹れてもらったし紅茶いただこうかな」
雫「う、うん。どうぞ」
美玖ちゃんが、ティーカップに口を付ける。
美玖「美味しい」
雫「よかった」
紅茶を飲むのは本日2回目。
まだ慣れない部屋でのティータイムは、五十嵐教授の研究室同様に違和感を感じる。
部屋が暗くなってきた。私はカーテンを閉めて、電気をつけた。
美玖ちゃんは、ケーキを食べている。
美玖「来週から大学生活が始まるんだね」
雫「うん、今から楽しみ」
美玖「ね~」
美玖ちゃんが、ソファーに横になり、目をつぶる。
しばらくすると静かな寝息が聞こえてきた。
私は、そっとブランケットをかける。
新しい大学、アルバイトの面接、お泊り…。
美玖ちゃんも初めてのことばかりで緊張していたのかもしれない。
朝から晩までハイテンションで走り回っていたのも、
実は緊張を隠そうとしていたのかも知れない。
美玖ちゃんが、寝ているのを起こさないように私は浴室へ向かう。
※
湯船に浸かると全身の筋肉がほぐれていく気がする。
目をつぶり、深呼吸をし、思い切り背伸びをする。
頭で結んでいたタオルに手が引っ掛かり、そのまま髪の毛と一緒に湯船に浸水する。
雫「ま、いっか」
湯船にゆらゆらと髪の毛が浮遊している。
雫「……ふぅ」
一人暮らしでも実家のお風呂と同じサイズというのは変なんだろうか。
美玖ちゃんに話したら、また呆れられるかもしれない。
どの家も環境が違うと生活も全く違うみたい。
雫「ん……」
浴槽の中でそっとアソコに右手を添える。
ゆっくりと指で周囲をなぞり、中指を埋めていく。
雫「…ぁ」
お風呂でオナニーをするのは2回目だ。
1回目は初めてオナニーをした時、湯船でアソコを触っていて気持ちいいことを知った。
それから週に何回かするようになった。
習慣になった行為の回数は日に日に増え、今では2日に1回のペースになっている。
普段は自分の部屋でやったり、トイレでやることが多かった。
左手で胸を揉みながら、ツンと立った乳首を親指と人差し指で転がす。
全身に快感の波が押し寄せる。
身体を引く付かせ、湯船のお湯が浴槽から零れた。
雫「んん…あっ…はぁあ…」
いつもならベッドで大の字になって電気アンマを使ってオナニーをするところだけど、
今日は美玖ちゃんが来ている。
友人が遊びに来ているのにお風呂場でこんな行為にふけっているなんて…。
自分は本当にいやらしい人間だと思う。
しかし、その背徳感のようなものがエッチな気もした。
【続】