
雫「はああ…あん…あっあぁあ」
指の動きを速め、乳首ギュッと強く摘まむ。あともう少しで…い
ガタドダーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!
雫「きゃああ!!!」
私は、突然の大きな物音に思わず声を上げる。
擦りガラスの向こう側に美玖ちゃんのシルエットが浮かび上がる。
美玖「ご…ごめんね。洗面台借りようかなーって思ったらドライヤー落っことしちゃって」
雫「はぁ~びっくりした」
美玖「ごめんね。せっかくのお風呂を邪魔しちゃって。」
雫「ううん、全然大丈夫。い、一緒に入る?」
美玖「え?あーいいよいいよ。さっきシャワー借りたし、それに…」
美玖ちゃんが、その後を続けず、中途半端に会話が止まってしまう。
雫「それに?」
美玖「雫の秘密の時間だったみたいだし」
雫「!!!!」
美玖「………」
雫「き…聞こえてた?」
美玖「………」
気まずい沈黙が…。
美玖「えっと……うん…」
雫「…うぅ」
さっきの電気アンマの件からフェードアウトしていこうと思っていた矢先に…。
自分の顔が、真っ赤に染まっていくのが分かる。消えてしまいたい。
雫「……」
美玖「で、でも…みんなすることだし、気にすることないよ」
雫「あ、あの美玖ちゃん…」
美玖「じゃあ、私、先に寝てるね。お、おやすみぃ」
静かに洗面所のドアが開き、ゆっくりと閉まる。
雫「………」
美玖ちゃんが、どんな気持ちなのか表情なのか想像するのも恐ろしい。
雫「はあああ」
私は、深くため息をつき、湯船に顔をつける。
なんで今日しちゃったんだろう。
美玖ちゃんは、みんなする、気にすることないって気を使ってくれたけど…。
今日できたばっかりの友達を家に上げて、こっそりオナニーしていたなんて…。
雫「ううううーーーー」
私は、すっかり自己嫌悪に陥ってしまった。
さすがにオナニーを続ける気は起きず、髪と体を洗ってお風呂から上がった。
体を拭きながら、再びため息をつき、髪を乾かす。