後悔する新人 #27

雫「はああ…あん…あっあぁあ」

指の動きを速め、乳首ギュッと強く摘まむ。あともう少しで…い

ガタドダーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!

雫「きゃああ!!!」

私は、突然の大きな物音に思わず声を上げる。

擦りガラスの向こう側に美玖ちゃんのシルエットが浮かび上がる。

美玖「ご…ごめんね。洗面台借りようかなーって思ったらドライヤー落っことしちゃって」

雫「はぁ~びっくりした」

美玖「ごめんね。せっかくのお風呂を邪魔しちゃって。」

雫「ううん、全然大丈夫。い、一緒に入る?」

美玖「え?あーいいよいいよ。さっきシャワー借りたし、それに…」

美玖ちゃんが、その後を続けず、中途半端に会話が止まってしまう。

雫「それに?」

美玖「雫の秘密の時間だったみたいだし」

雫「!!!!」

美玖「………」

雫「き…聞こえてた?」

美玖「………」

気まずい沈黙が…。

美玖「えっと……うん…」

雫「…うぅ」

さっきの電気アンマの件からフェードアウトしていこうと思っていた矢先に…。

自分の顔が、真っ赤に染まっていくのが分かる。消えてしまいたい。

雫「……」

美玖「で、でも…みんなすることだし、気にすることないよ」

雫「あ、あの美玖ちゃん…」

美玖「じゃあ、私、先に寝てるね。お、おやすみぃ」

静かに洗面所のドアが開き、ゆっくりと閉まる。

雫「………」

美玖ちゃんが、どんな気持ちなのか表情なのか想像するのも恐ろしい。

雫「はあああ」

私は、深くため息をつき、湯船に顔をつける。

なんで今日しちゃったんだろう。

美玖ちゃんは、みんなする、気にすることないって気を使ってくれたけど…。

今日できたばっかりの友達を家に上げて、こっそりオナニーしていたなんて…。

雫「ううううーーーー」

私は、すっかり自己嫌悪に陥ってしまった。

さすがにオナニーを続ける気は起きず、髪と体を洗ってお風呂から上がった。

体を拭きながら、再びため息をつき、髪を乾かす。

「後悔する新人」
「調教する隣人」の真中雫が主人公のサブストーリーです。
秋野に出会う前から大学生活を送る間の物語を描いています。

小説「調教する隣人」(1)
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★小説版のみの雫ED「調教する隣人」(5)
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ゲーム「調教する隣人」
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★「後悔する新人」まとめ版★
※内容は同じです※
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