後悔する新人 #50【最終話】

秋野君と村上君が帰り、私は翠さんと一緒に洗い物をしていた。

雫「私、源氏名決めました」

翠さん「何にするの?」

雫「翠さんと同じ本名でやります」

翠さん「……」

雫「あれ?」

翠さんの反応がないので、洗い物の手を止めて、翠さんを見つめる。

翠さん「ふ~ん」

雫「な、なんですか?」

翠さん「雫ちゃんってチョロそうだねぇ」

雫「どういうことですか!!」

翠さん「別にぃ~良かったねぇ~名前で呼んでもらえて」

雫「あ、いや、別に名前で呼ばれたとかは関係なくて…」

語尾に力が入らず、ふにゃふにゃと声が小さくなっていく。秋野君が呼んでくれた私の名前が、まだ耳に残っている。これからの大学生活やアルバイトが楽しみで仕方ない。まだまだ何もわからないけど、色んな経験をして、自分のペースで頑張って行こう。

【後悔する新人・終】

「後悔する新人」
「調教する隣人」の真中雫が主人公のサブストーリーです。
秋野に出会う前から大学生活を送る間の物語を描いています。

小説「調教する隣人」(1)
DL.site FANZA

★小説版のみの雫ED「調教する隣人」(5)
DL.site FANZA

ゲーム「調教する隣人」
DL.site FANZA

★「後悔する新人」まとめ版★
※内容は同じです※
DL.site FANZA